外注制作によりWordPressでビジネスサイトを構築した方にとっては、初めて触るときにはすでにある程度のフォームが完成されているため「どこをどう触ればいいのか?」「何が固定ページで、何が投稿なのか?」といった疑問はつきものです。 本記事では、WordPressの基本構成や、「固定ページ」と「投稿」の違いを、初心者の方にもわかりやすく解説しながら、実際のサイト運用に役立つ知識をお届けします。
目次
- 固定ページとは?
- 投稿とは?
- 固定ページの構成と役割
- 投稿でサイトを活性化する
- 固定ページと投稿の違い比較表
- サイドバーに表示されるタブの意味
- まとめ:WordPress構成を理解して運用をスムーズに
固定ページとは?
固定ページは、サイトの中でも変化しない「基幹ページ」にあたるものです。企業サイトでは、会社概要やプライバシーポリシー、お問い合わせページなどがこれに該当します。基本的に一度作成すれば、頻繁に更新する必要はありません。

投稿とは?
投稿は、ブログやお知らせのような更新型コンテンツを作成するための機能です。新しい情報を積極的に発信するために使われ、Google検索エンジンにも「アクティブなサイト」として認識されやすくなります。
固定ページの構成と役割
以下は、WordPressサイトでよく使われる固定ページの例です。
① トップページ(ホームページ)
サイト訪問者が最初に目にするページ。ビジュアルと導線設計が重要です。
② 会社概要
企業の信頼性を高める基本情報(所在地・事業内容・沿革など)を掲載します。
③ お問い合わせ
問い合わせフォームや連絡先を記載。Contact Form 7などのプラグインで実装可能です。
④ プライバシーポリシー
個人情報保護法に基づいた表記。法律遵守に必要なページです。
⑤ 利用規約
サービス利用者との契約関係を明確にします。
⑥ サイトマップ
訪問者と検索エンジンの双方にサイト全体の構成を示します。
⑦ ブログ(投稿一覧)
投稿記事を一覧で表示する場所です。
投稿でサイトを活性化する
投稿は日常の活動、ニュース、業界情報、Tips記事など、幅広い内容を扱えます。 更新を継続することで、以下のような効果が得られます。
- SEO評価の向上(更新頻度が高いサイトは評価されやすい)
- 顧客との接点を増やす(共感・信頼感アップ)
- 新規集客につながる(検索されやすいキーワードを活用)

固定ページと投稿の違い比較表
項目 | 固定ページ | 投稿 |
---|---|---|
用途 | 会社情報やお問い合わせなどの定型ページ | ブログやお知らせなど更新型の情報 |
更新頻度 | ほとんど更新しない | 頻繁に更新する |
カテゴリー・タグ | 使用不可 | 使用可能 |
時系列表示 | されない | される(新着順) |
RSS配信 | 対象外 | 対象 |
サイドバーに表示されるタブの意味
WordPressの管理画面の左側(サイドバー)には、次のようなタブがあります。
- 固定ページ: 定型ページの追加・編集
- 投稿: ブログやお知らせ記事の管理
- メディア: 画像やPDFなどのファイル管理
- 外観: サイトデザイン(テーマやウィジェット)設定
- プラグイン: 拡張機能の追加
- ユーザー: 管理者や投稿者のアカウント管理
- 設定: サイト全体の基本設定(URL、言語、表示方法など)

まとめ:WordPress構成を理解して運用をスムーズに
外注制作されたサイトでも、WordPressの基本構成を理解すれば、安心して更新・運用ができるようになります。固定ページはあまり更新しない基本情報、投稿は日々の更新情報。この違いをしっかりと理解し、積極的に投稿を活用することで、検索エンジン対策や信頼性向上にもつながります。
まずは投稿機能を使って、1週間に1回のペースで「お知らせ」「業務内容の紹介」「よくある質問」などの記事を投稿していくことをおすすめします。

ーこの記事をかいたひとー AsoV9管理者 “watatsume”
Webを中心に活動するサイトデザイナー兼グラフィックデザイナー。4サイト運営中。請負サイト制作も実施。
サイト分野ではWordpressを使用し、SEOに強くデザイン性を重視したサイト構築を得意。グラフィック分野では無機物の表現――風景や背景など――に魅力を感じ、リアリティ溢れるデジタルアセット制作に力を入れている。
専門領域にとらわれず、得た知識や経験を柔軟に結びつけることで、新しい価値を生み出すのが得意としている。