NBA Rakutenの突然のサービス終了。楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」契約者向け特典として提供されていたNBA LEAGUE PASS目当てで契約した方々は、期間限定の客寄せに過ぎなかったと感じたのではないでしょうか?
もともと魅力的な特典で釣ったのち、裏切るように終了するのは許されるのでしょうか?私も同じ疑問を抱いています。
目次
- 1. NBA Rakutenとは?
- 2. なぜサービス終了に?
- 3. 楽天モバイル利用者への影響
- 4. なぜPrime Videoへ?背景を読み解く!
- 5. こうした商法は許されるのか?
- 6. よくある質問(Q&A)
- 7. まとめ・私たちにできること
1. NBA Rakutenとは?
2019年9月30日、楽天とNBAのパートナーシップにより、日本国内向けに全試合ライブ配信・オンデマンド視聴が可能な動画配信サービス「NBA Rakuten」が開始されました。
おもな視聴方法は以下のとおり:
- 月額約4,500円の「LEAGUE PASS」定額プラン
- 楽天モバイル「Rakuten最強プラン」(月額1,078円~)契約者向けにNBA LEAGUE PASS for 楽天モバイルとして特典付与
楽天モバイル契約者は追加料金なしで観戦できるという攻略法も話題になりました。
2. なぜサービス終了に?
2025年7月1日、NBA Rakuten運営元の公式アナウンスにより、「2025年7月31日(木) 23:59をもってサービスを終了」と発表されました。また、同時に月額LEAGUE PASSの自動更新・新規販売を6月30日23:30で停止 楽天モバイル契約者向け特典も同日時で終了し、アプリ・ID・YouTube公式チャンネルも閉鎖されます。
背景にある理由 契約者数の伸びが鈍化し、コストに見合わなくなった可能性 2024年にPrime Videoが日本のNBA中継権を取得。楽天としては対抗困難となった 広告金融面での見通し悪化、楽天グループ全体戦略との整合性など 実際、Prime Videoは2024年7月にNBAと日本での中継権11年契約を締結し、2025‑26年シーズンからNBA映像配信のメインを担う予定です。
3. 楽天モバイル利用者への影響
特に楽天モバイル「最強プラン」目的で加入した顧客への影響は大きいでしょう。以下のような声がSNS上に多く見受けられます:
- 「特典目当てで契約したが、1年以内に終了するとは思わなかった」
- 「無料で観られるから…と決めたのに、結局損した気分」
J-CASTニュースでは「楽天モバイルにも大打撃か」として、X(旧Twitter)上では「解約します!」という声も相次いでいる、と伝えています。
返金や補償は?
月額LEAGUE PASS契約者は自動更新停止後も7月31日まで追加料金なしで視聴可能となっています。自動解約後も同様です。
ただし楽天モバイル回線契約自体には影響なし。解約や返金対応は現時点で発表されていません。
4. なぜPrime Videoへ?背景を読み解く!
NBA Rakutenの終了後、日本国内でのNBA中継・配信はPrime Videoがメインになります。Prime Videoは2024年にNBAと日本向け11年契約を締結。2025‑26シーズンからは定期的に大会試合の配信を開始予定です。
つまり、NBAファンにとっては楽天ではなく、Amazonエコシステムへ誘導という構図が見えます。
5. こうした商法は許されるのか?
消費者心理として許せない、と思う理由
- 期間限定特典目当ての契約は自分だけじゃない:多くの人が魅力で加入した
- サービス終了の告知が直前すぎて、準備や代替の検討が難しい
- 裏切られた感覚:契約と見せかけた集客戦略であるなら、不誠実
企業側の弁明として考えられる点
- 「契約期間内はサービス提供」=約束は守った
- Prime Videoとの契約獲得という外部要因で戦略の変更がやむを得なかった
- 自動更新停止など、顧客に対する配慮はしている
法律的には、「明示された期間中はサービス提供する」「不当な表示をしない」などがポイントであり、現時点では違法ではなさそうです。
6. よくある質問(Q&A)
Q. すでにRakuten最強プランに加入済みですが、どうすれば?
A. 7月31日までは視聴可能。8月以降はPrime Videoの契約か、別サービスの利用を検討する必要があります。
Q. すでにLEAGUE PASSに加入していた場合は?
A. 自動更新は6月30日で停止。最新更新日まで利用可能で、それ以降は料金発生なし、解約手続きも不要です。
Q. 補償や代替特典は?
A. 現時点では特に案内なし。ただし楽天モバイルは今後「U-NEXT先行キャンペーン」等のエンタメ施策を展開するとしており、補完策の可能性ありとの報道もあります。
7. まとめ・私たちにできること
◆まとめ:
- NBA Rakutenは2025年7月31日23:59で終了。LEAGUE PASSも自動更新終了済み。
- 楽天モバイル契約者向け特典も同日で終了、回線自体の解約は不要。
- Prime Videoが今後のNBA配信を担う
- 集客のためとはいえ、期間限定特典で契約を促す手法には不信感が募る
◆私たちができること:
- 自分の視聴ニーズに合ったサブスク(Prime Video、WOWOW他)を比較検討
- 楽天モバイル契約の目的がNBA特典なら、期間終了後の使い道や違約金を考慮して判断
- SNSでの声を集めて、楽天や規制当局に意見を伝える
- 今後似た手法に遭わないよう、契約条件の文言や中止条件を確認
最後に、皆さんにもお伺いします:
「期間限定の特典だけを目当てに契約させ、あとで終了する商法は許されると思いますか?」
SNSなどでぜひ発信ください!
私たちの声が、今後の企業姿勢や消費者保護に繋がるはずです。
【参考リンク】